2019年11月18日月曜日

芸術の秋

テンダイスタッフブログをご覧の皆様、こんにちは。
営業部の佐々木です。

朝晩はだいぶ冷えるようになり、秋の深まりを感じますね。

秋といえば、スポーツの秋、読書の秋、食欲の秋など、いろいろありますが
私は先週、国立新美術館で開催中の企画展「カルティエ、時の結晶」に行き
芸術の秋を満喫してまいりました。

皆様ご存知の通り、カルティエは1847年創業のフランスの高級宝飾ブランド。
今回の展覧会では、1920年代のアールデコのデザインから
1970年代以降の現代作品のデザインまでが幅広く展示されています。

また今回の展覧会では、現代美術家・杉本博司氏が建築家・榊⽥倫之氏とともに
2008年に設立した建築設計事務所「新素材研究所」が会場構成を手がけています。

日本の伝統技法である「羅」の織物の会場装飾や、
屋久杉・神代杉などを素材に使用したトルソー(ネックレスをかける台)など、
美しい宝飾品の数々をさらに引き立てるものとなっていました。

会場の一部では写真撮影も許可されており、
数々の作品の美しさに大興奮した私は全部で100枚近く撮ってしまいました。
その一部を皆様にご紹介します。




すごい・・。きれい・・。

ため息しか出ませんね。


こうした西洋的なデザインの他にも、カルティエでは各地の文化から
デザインのインスピレーションを得るということも伝統的に行われてきたそうで
エキゾチックなモチーフもたくさんありました。

たとえば、こちらはジャポニズムを取り入れた作品です。


大仏や和服の女性、五重塔などの日本的なモチーフのチャームが連なる
ブレスレットです。「苦楽」なんて文字も見えます。


こちらは梅の枝花をモチーフにしたブレスレット。
日本の屏風などにあってもおかしくないデザインですね。


こちらは日本ではなく、中国の建物をモチーフにしたデスクセットです。
時計やペンといった西洋的な道具がアジアの箱庭的風景に溶け込んでいます。
珊瑚や翡翠などの色使いも素敵ですよね。



アジアだけではなく、アフリカにインスパイアされた作品も。



古代エジプトであがめられたスカラベ(コガネムシ)をモチーフにしたブローチや
ファラオの棺をモチーフにした小物入れ?など。



動物をモチーフにした作品も多いです。


フラミンゴに・・・。


ヘビに・・・。

ワニ!

このワニは二匹をつなげてネックレスとして用いるそうです。
すごい!
でも首に着けるにはちょっと重そうです。


そしてそして、私の一番のお気に入りは、パンテールといわれるヒョウのシリーズです。


 これまた重そうなネックレスですが、中央のヒョウのモチーフが。


かーわーいーいー!!
威厳がありつつちょっと猫っぽい所がたまりません。


こちらは枝?にぶら下がるヒョウでしょうか。
だらりんとした感じがこれまた たまりません。


かと思うと、木の上から獲物を狙うかのごとく鋭いまなざしを送るモチーフも。
カッコイイ!!


こちらは姿勢を低くして、草むらの中を獲物に忍び寄る姿でしょうか。
やっぱりカッコイイ!!


とこんな感じで、目に入るもの全てが美しく、
また時代を感じさせない斬新さもあり、本当に楽しく勉強になりました。

時代の流行を取り入れつつ、100年先でも通用する普遍性を併せ持つ。
とても難しいことですが、自分が商品の企画をする際にも
少しでも参考にしていきたいと思います。

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